[2A06-10] 液体廃棄物処理2

[2A07] 使用済み燃料再処理プロセスから発生する廃溶媒処理技術の開発

(4)マイクロPIXE及びEXAFSを用いたイミノ二酢酸吸着材に吸着したZrの分析

*荒井 陽一^1,2、渡部 創¹、大野 真平¹、野村 和則¹、中村 文也³、新井 剛³、瀬古 典明⁴、保科 宏行⁴、久保田 俊夫² (1. 日本原子力研究開発機構、2. 茨城大学、3. 芝浦工業大学、4. 量子科学技術研究開発機構)

キーワード：STRADプロジェクト、廃溶媒処理、吸着材、イミノ二酢酸、Zr

STRADプロジェクトの一環として、再処理プロセスで発生する劣化の進んだ廃溶媒から核燃料物質回収方法や安定化処理の開発に着手した。溶媒中に含まれる金属元素の回収法として、イミノ二酢酸吸着材が適用可能であることを見出したが、その吸着反応については明らかにされていない。そこで、Zrを模擬物質として用い、Zrを吸着した吸着材をマイクロPIXEやEXAFSで分析した。その結果、これらの分析から、ZrとPは吸着材中に均一に分布しており、ZrはTBPまたはDBPとの錯体としてIDA基に捕捉されていることが明らかとなった。