[3A01-04] Engineering Technology for Coastal Area 1

[3A03] Study on engineering of EBS for geological disposal in coastal area

(3)Behavior of buffer material during re-saturation in saline environment

*Tomoko Ishii¹, Masataka Imai^1,2, Kenji Ishii³, Ichizo Kobayashi³ (1. RWMC, 2. Dia Consultants, 3. Kajima)

Keywords:Buffer material, bentonite, Ionic strength, Cation, Piping erosion, Swelling

沿岸部で想定される塩水系地下水環境が緩衝材の性能に及ぼす影響を把握することは、処分施設を設計するために重要である。本研究では、再冠水に至る迄の期間における緩衝材の状態変化等の挙動に対する沿岸部の海水系地下水の影響を把握することを目的に、これまでに得られた知見を踏まえ、更なる知見やデータの拡充が望まれるものについて、その挙動把握のための試験を行った。
本稿では、塩水系地下水環境を考慮した場合に、再冠水までの期間に影響を受ける事象の整理と試験の全体概要、ならびに緩衝材の流出現象に対する影響について報告する。影響把握のために、人工海水とともに海水中の主要な陽イオンの水溶液を用い、イオン強度とイオン種の影響について検討した。緩衝材の流出挙動に関しては、淡水系の地下水とは挙動が異なることが明らかとなり、陽イオン交換反応が緩衝材の膨潤性能に与える影響が流出挙動に影響していることが示唆された。