9:45 AM - 10:00 AM
[3B02] Development of cyano-group bridge-type coordination polymer with a high sorption characteristic of Platinum-group elements for high quality and volume reduction of vitrified objects containing high-level radioactive nuclear wastes
(5)Synthesis and sorption studies of aluminum ferrocyanide
Keywords:Ferrocyanide, Platinum group metals, Molybdenum, Vitrified object
高レベル放射性廃液(HLLW)のガラス固化工程における白金族元素のメルターへの沈積やMoによるイエローフェーズ形成を抑制することにより、HLLWの濃度調整や洗浄運転が不要となり、ガラス固化体の発生本数の低減やガラス固化体の高品質化が期待できる。我々はHLLWからの白金族元素・Moの一括回収を目的としてフェロシアン化物吸着剤の開発を行ってきた。白金族元素及びMoに対する収着性能に優れるフェロシアン化アルミニウム(AlHCF)の合成条件の再検討を行った。凍結乾燥を行うことにより、収着性能の若干の向上が見られた。単一金属イオン(Mn, Co, Ni, Y, Zr, Mo, Ru, Rh, Pd, Cs, Gd)に対するAlHCF、FeHCF、MnHCF、CdHCFの収着性能を調べた。多成分系である模擬HLLWを用いた収着試験とは、収着挙動が異なることが明らかとなった。