[1A_PL0101] 大強度陽子加速器で未来を加速する
J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) は、素粒子物理、原子核物理、物質科学、生命科学、原子力など幅広い分野の最先端研究を行うための陽子加速器群と実験施設群の呼称です。世界に開かれた多目的利用施設であるJ-PARCの最大の特徴は、世界最高クラスの陽子 (1MW) ビームで生成する中性子、ミュオン、K中間子、ニュートリノなどの多彩な2次粒子ビーム利用にあります。本施設は高エネルギー加速器研究機構 (KEK) と日本原子力研究所 (原研) 【現・日本原子力研究開発機構 (JAEA) 】が共同で提案し、8年の歳月をかけて建設し、2008年から運用を開始されました。講演では、施設の紹介とこれまで得られてきた代表的な研究成果をご紹介いただくとともに、J-PARCの将来計画についても議論します。