2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1C09-12] ベントナイト

2019年3月20日(水) 14:45 〜 15:45 C会場 (共通教育棟2号館 1F 11番)

座長:千田 太詩(東北大)

15:15 〜 15:30

[1C11] 小角X線散乱を用いた圧密ベントナイトメゾスコピック構造のin-situ評価

*斉藤 拓巳1、元川 竜平2、遠藤 仁3 (1. 東京大学、2. 日本原子力研究開発機構、3. 高エネルギー加速器研究機構)

キーワード:圧密ベントナイト、メゾスコピック構造、小角X線散乱

高レベル放射性廃棄物(HLW)処分において,緩衝材として使用されるベントナイトは,処分の長期安全性を担う重要なバリア材料である.環境変化に伴うバリア性能の変化を理解・モデル化し,処分の安全評価に反映させるためには,ベントナイトの構造と機能の関連付けが不可欠である.本発表では,測定セルの設計を改良することで,試料の膨潤・圧密状態を維持したまま,ベントナイト試料の小角X線散乱測定を行った結果を報告する.特に,乾燥密度や層間イオン種を変化させた試料に加え,アルカリ条件で膨潤させた試料のメゾスコピック構造を比較した結果を発表する.