10:30 〜 10:45
[1E01] EGSコードによるγ線ビルドアップ係数の算出
キーワード:γ線ビルドアップ係数、電磁カスケードモンテカルロ計算コードEGS、ICRP2007年勧告、IE法
点減衰核法によるγ線透過計算において、γ線ビルドアップ係数(BF)は遮蔽体の減弱係数とともに重要な定数であるが、評価する線量に依存する。
ICRP2007年勧告の取り入れに際し、現在の原子力学会BF標準データで取り上げた遮蔽体については、Invariant Embedding(IE)法で計算した遮蔽体中のγ線スペクトルがあるので、線量換算係数を変更することで対応できる。
しかし、IE法の計算コードは公開されていないので、標準にない遮蔽体に対してはγ線スペクトルの算出ができない。また、この計算での制動X線の発生寄与は、別途電磁カスケードモンテカルロ計算コードEGSで評価している。
そこで、深層透過計算は得意とはしていないが、γ線の挙動を正確に取り扱うことのできるEGSコードのみでBFを算出できるようにした。さらに、高原子番号の元素のBFにおいて、10mfpまでの制動X線及び蛍光X線の寄与を調べた。
ICRP2007年勧告の取り入れに際し、現在の原子力学会BF標準データで取り上げた遮蔽体については、Invariant Embedding(IE)法で計算した遮蔽体中のγ線スペクトルがあるので、線量換算係数を変更することで対応できる。
しかし、IE法の計算コードは公開されていないので、標準にない遮蔽体に対してはγ線スペクトルの算出ができない。また、この計算での制動X線の発生寄与は、別途電磁カスケードモンテカルロ計算コードEGSで評価している。
そこで、深層透過計算は得意とはしていないが、γ線の挙動を正確に取り扱うことのできるEGSコードのみでBFを算出できるようにした。さらに、高原子番号の元素のBFにおいて、10mfpまでの制動X線及び蛍光X線の寄与を調べた。