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[1G06] J-PARC MLF BL06における集光TOF-MIEZE分光装置の検討
キーワード:中性子スピンエコー、MIEZE、回転楕円ミラー、中性子準弾性散乱、J-PARC
中性子共鳴スピンエコー分光法は、複数の共鳴スピンフリッパー(RSF)と偏極デバイスを用い、試料の中間相関関数を測定する分光法である。その一つであるMIEZE(Modulated IntEnsity by Zero Effort)分光法は試料位置下流でスピン位相制御デバイスを必要としない。最近、我々は回転楕円集光ミラーを開発することで、中性子経路を厳密に制御することが可能となった。これにより高エネルギー分解能かつ高S/N比の実験が可能である。また、散乱中性子の光路が集光ミラーにより決まるので、偏極解析も比較的容易に行える。本発表では、これらの要素を利用した集光TOF-MIEZE分光法の利点とJ-PARC MLF BL06 VIN ROSEで行った予備実験の結果を報告する。