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[1G12] 自由電子レーザーで駆動する高繰り返しアト秒光源の開発
キーワード:自由電子レーザー、高次高調波発生、アト秒、X線
高次高調波(HHG)によるアト秒の極短パルス生成は、これまで、固体レーザーを用いた研究が行われてきたが、高次高調波の短波長化(水の窓~軟X線~硬X線)、高繰り返し化(kHz ~ MHz)といった要求に対して、固体レーザーの原理的な限界が制約となっている。自由電子レーザー(FEL)は、波長可変、高平均出力が可能であり、1 keV以上のHHGに適した中赤外のレーザーパルスをMHzの高い繰り返しで作ることができるため、既存の固体レーザーベースのHHGを補完する技術となり得る。われわれは、既設のFEL装置を利用し、中赤外の波長領域で数サイクルパルスの生成とこれを利用したHHGを行い、高繰り返し極短パルス光源(10 MHz以上)の実現に必要な基礎基盤技術の研究を今年度より開始した。本講演では、研究計画の概要を報告する。