2019年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1H05-07] 放射線計測2

2019年3月20日(水) 11:10 〜 12:00 H会場 (共通教育棟2号館 2F 27番)

座長:宮武 裕和(三菱総研)

11:40 〜 11:55

[1H07] 冬季の雷放電と同期したガンマ線フラッシュの定量評価

*和田 有希1,2、榎戸 輝揚3、中澤 知洋4、古田 禄大5、湯浅 孝行、中村 佳敬6、森本 健志7、松元 崇弘1、牧島 一夫1,2、土屋 晴文5 (1. 東京大学 大学院理学系研究科、2. 理化学研究所、3. 京都大学、4. 名古屋大学、5. 日本原子力研究開発機構、6. 神戸高専、7. 近畿大学)

キーワード:モニタリングポスト、雷放電、ガンマ線フラッシュ

衛星観測、および地上の放射線測定によって、雷放電に同期したミリ秒の「地球ガンマ線フラッシュ」が検出されている。原子力発電所のモニタリングポストも、北陸の冬季雷における放電に同期した線量の増加を検出している。我々は2017年11月に柏崎刈羽原子力発電所で観測された電離箱検出器の線量増加を解析し、我々の独自の検出器とモンテカルロ・シミュレーションを組み合わせることで、線量増加が地球ガンマ線フラッシュに由来するものであることを確認した。