2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[1K12-14] 核変換

2019年3月20日(水) 15:50 〜 16:40 K会場 (共通教育棟2号館 3F 33番)

座長:和田 怜志(東芝ESS)

16:20 〜 16:35

[1K14] LLFP核変換用高速炉心・集合体の設計研究

(2)隣接燃料棒出力ピーク抑制のためのLLFP集合体設計

*板谷 樹1、田原 義壽1、Peng Hong Liem1,3、高木 直之1、千葉 敏2 (1. 東京都市大、2. 東工大、3. ナイス)

キーワード:核変換、高速炉、長寿命核分裂生成物、LLFP集合体

高速中性子は減速材を含むLLFP集合体内で減速され熱中性子となり、隣接する燃料棒に出力ピークを生じる。燃料棒出力の上昇は炉心の運転余裕の減少につながるため、出力ピークを抑制する必要があり、その手法について検討した。試みとして、ラッパー管にガドリニアを添加するか、またはLLFP集合体内の外側二層の減速材をYH2からYD2に変更したところ、出力ピークを低下させることができ、出力ピーク抑制の見通しを得た。出力ピーク抑制法として、ガドリニアの濃度と燃焼効果、およびYH2とYD2減速材の配置、LLFP棒の太さなどLLFP集合体内非均質効果と核変換率を考慮の上LLFP集合体の最適化検討を行い、結果を報告する。