[1L_PL] 確率論的リスク評価における人間信頼性解析

[1L_PL01] 確率論的リスク評価(PRA)における人間信頼性解析の位置づけと課題

*高田 孝¹ (1. 東大)

現在、原子力発電所の活動にRIDM（リスク情報を活用した意思決定）の導入が進められており、定量的リスク情報の一つとしてPRAによるCDF値が中心的に利用されている。このCDF値の定量評価おいて人間の関与は人間信頼性解析（Human Reliability Analysis, HRA)で内包されているがHRAで想定している（保守的）シナリオと現場における安全性向上の取り組みの間には依然として乖離があることは否定できない。本セッションではヒューマンマシンシステム部会との共催でPRAにおける人間信頼性解析の課題に関して議論を行うことで、PRAにおけるHRAの問題点を共有し、課題解決に向けた取り組みを支援することを目的とする。