2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[1M04-05] SCC

2019年3月20日(水) 10:50 〜 11:25 M会場 (共通教育棟2号館 3F 37番)

座長:加治 芳行(JAEA)

11:05 〜 11:20

[1M05] SUS630の高温水中のSCC進展挙動に及ぼす長時間熱時効の影響

硬さと微細組織変化からの検討

*山田 卓陽1、寺地 巧1、岡本 マキエ1、有岡 孝司1 (1. 原子力安全システム研究所)

キーワード:SUS630、17-4PHステンレス鋼、高温水中SCC進展挙動、熱時効、析出硬化熱処理

SUS630(17-4PHステンレス鋼)の高温水中(PWR一次系模擬水)SCC進展挙動に及ぼす長時間熱時効の影響を調べた。SCC進展速度は、400℃と350℃の1万時間までの熱時効により増加する傾向が確認された。同材料は、複数の硬化因子により硬化するが、概ね硬化量の増加とともにSCC進展速度が増加する傾向が認められた。この材料の硬化因子として、長時間熱時効後にスピノーダル分解やG相の生成、Cu-rich相などを確認した。