2019年春の年会

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[1N01-06] 次世代に引き継ぐ原子力システム

2019年3月20日(水) 10:15 〜 11:55 N会場 (共通教育棟2号館 4F 42番)

座長:澤田 哲生(東工大)

11:30 〜 11:45

[1N06] 核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化

(1-3) Zr-93およびPd-107のクリアランスレベルの試算

*高橋 千太郎1、高橋 知之1、福谷 哲1、窪田 卓見1 (1. 京大複合原研)

キーワード:高レベル放射性廃棄物、分離・核変換、再利用、Pd-107、Zr-93、クリアランスレベル

本発表は「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」に関するシリーズ発表の一部(3番目)である。分離・核変換により高レベル放射性廃棄物の量を減らすと同時に、有用元素を回収して再利用することを目的としたプロジェクト研究が進行している。再利用される可能性のある元素としてはパラジウムとジルコニウムがあるが、分離・核変換操作によっても微量の放射性核種が混入してくることは避けられない。ここでは、Zr-93 およびPd-107について、わが国での使用状況を調査し、被ばく線量を評価し、クリアランスレベルを試算した結果を報告する。