2019年春の年会

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[1N11-15] 社会的受容性・原子力教育

2019年3月20日(水) 15:50 〜 17:10 N会場 (共通教育棟2号館 4F 42番)

座長:山本 隆一(JAEA)

16:50 〜 17:05

[1N15] 福島事象の史的量子論的理解

*渡邊 一男1、杉山 勝行2 (1. WNR-Cx 渡邊研究処、2. 吉田昌郎元所長・福島フィフティー顕彰会)

キーワード:福島再論、量子論的理解、歴史的国際的視点、地域的民生的発展、倫理性

「吉田昌郎元所長・福島フィフティー顕彰会」(理事長・杉山勝行)は、2014年以来、例年7月9日の吉田所長命日に会合を行ない、多くの方々の支援協力により福島事象の本質的理解にむけての論議を継続している。何れの核発電所(NPP)・設置地域・電力企業・政府機関においてもそれぞれの歴史とカルチャーがある。福島論議は長期広範多岐にわたるが起承転結の転結に偏り、現地当事者の労苦に至るまでの過程へは希薄であり、さらなる実体的本質的論議を期待する。
 「量子革命」マンジット クマール著、青木 薫訳、2013(原題QUANTUM, 2008)は科学的客観的視点による解明と展開の通史が多くの天才科学者の努力の挿話により示されており、今後の顕彰会の活動への指標とされる。
 顕彰会の会員には宗教関係者も多く、空海の「弁顕密二教論」にみる法身より発する認識への要請も強いものがある。
 高度科学技術の風土への定着には多方面の理解が前提であり克服すべき多くの試練がある。