2019年春の年会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[1O01-07] タングステン(水素同位体挙動)

2019年3月20日(水) 10:00 〜 11:55 O会場 (共通教育棟2号館 4F 46番)

座長:外山 健(東北大)

10:00 〜 10:15

[1O01] 2011-2012年と2015-2016年にプラズマに曝されたJET-ILWのダイバータタイルにおける水素同位体滞留挙動の比較

*大矢 恭久1、増崎 貴2、時谷 政行2、仲田 萌子1、孫 飛1、小柳津 誠3、林 巧3、朝倉 伸幸3、大塚 哲平4、Anna Widdowson5 (1. 静岡大学、2. 核融合科学研究所、3. 量子科学技術研究機構、4. 近畿大学、5. Culham Science Centre)

キーワード:JET ILW、水素同位体滞留挙動、昇温脱離法、ダイバータタイル、核融合

JET ITER-like Wallにて2011-2012年と2015-2016年の放電期間にプラズマに曝されたダイバータタイルの水素同位体滞留挙動をTDSにて評価した。その結果、重水素の主な脱離は620Kと800Kに位置しており、両者ともほぼ同じであったが、全重水素滞留量は2015-2016年に曝されたタイルの方が多かった。XPS分析の結果、最表面の主な化学状態は酸化ベリリウムとタングステンが共存していた。また、炭素は主に外側ダイバータで多いことが明らかとなった。