2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2C07-09] 試験・分析方法

2019年3月21日(木) 11:10 〜 12:00 C会場 (共通教育棟2号館 1F 11番)

座長:小林 大志(京大)

11:10 〜 11:25

[2C07] DGTによるCs-137の交換可能画分サンプリング

セシウム用DGTデバイスの適用性評価

*福岡 将史1、斉藤 拓巳1 (1. 東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻)

キーワード:放射性セシウム、土壌、堆積物、DGT

2011年3月の福島第一原子力発電所事故により放出されたCs-137によって汚染された環境の内、大部分の居住地域の除染は完了しているものの、森林環境は手つかずの状態である。動植物による吸収、土壌中の移行等による汚染の変化を理解する上で、土壌固相に取り込まれたCs-137の内、土壌溶液と交換可能な成分を評価することが重要となる。 本研究では、DGT(Diffusive gradients in thin films)と呼ばれる、環境中の微量金属イオンの置換活性な成分をサンプリングする装置を用いて、Cs-137の交換可能な成分の評価を行う。本発表では、その前段階として、作成したDGTの性能評価結果を報告する。DGTを構成する拡散ゲル、結合ゲルを合成し、Csの拡散係数や吸着挙動を評価すると共に、Cs-137を含む水溶液中に作成したDGTデバイスを浸漬させ、溶存態成分のサンプリングを行った。発表では、これらの結果から、DGTの実環境への適用性を報告する。