2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2C10-13] 汚染コンクリートの解体

2019年3月21日(木) 14:45 〜 15:50 C会場 (共通教育棟2号館 1F 11番)

座長:柳原 敏(福井大)

15:30 〜 15:45

[2C13] 汚染コンクリートの解体およびそこから生じる廃棄物の合理的処理・処分の検討

(10) コンクリート中の核種濃度分布と放射性廃棄物発生量の推定

*川崎 大介1、渡辺 直子2 (1. 福井大学、2. 北海道大学)

キーワード:福島第一原子力発電所、コンクリート、核種濃度分布、拡散解析

福島第一原子力発電所の原子炉建屋等の汚染コンクリートの解体によって発生する廃棄物量を推定した。この際,事故直後の炉心部近傍における高温環境下でのセメント材料の変質や,気中あるいは滞留水中などコンクリートの晒される環境を考慮して分類し,放射性核種の濃度分布を得るために核種拡散シミュレーションを行った。得られた濃度分布の時間変化や廃棄物の処理方法に基づき,発生する廃棄物をレベル区分し,発生量を推定した。