2019年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2F06-09] 非破壊計測・分析

2019年3月21日(木) 10:50 〜 11:55 F会場 (共通教育棟2号館 2F 23番)

座長:河原林 順(東京都市大)

11:35 〜 11:50

[2F09] 燃料デブリ収納缶の核物質計量を目指した非破壊測定技術の課題

*奥村 啓介1、寺島 顕一1、長谷 竹晃1、米田 政夫1、芝 知宙1、名内 泰志2、高田 映3、小菅 義広3 (1. 原子力機構、2. 電中研、3. NESI)

キーワード:福島第一原子力発電所、燃料デブリ収納缶、非破壊測定、計量管理

福島第一原子力発電所(1F)から取り出される燃料デブリの計量管理に資するため、直径20cm以上のデブリ収納缶を対象とする非破壊測定技術の開発を行っている。1Fの燃料デブリは、燃焼度が広範囲な燃料や中性子吸収材を含む平衡サイクル炉心の燃料が溶融混合していることが予想され、通常の使用済み燃料やTMI-2デブリに比べて、非破壊測定が極めて困難なものとなっている。本発表では、1F燃料デブリの非破壊測定技術に係る課題とその対応方策について報告する。