[2H09-14] 水晶体被ばく

[2H10] 原子力発電所定期検査時の放射線業務従事者の水晶体被ばく

*横山 須美¹、江崎 巌²、立崎 英夫³、谷村 嘉彦⁴、立木 秀一¹、平尾 茂一⁵、青木 克憲³ (1. 藤田医科大、2. （株）千代田テクノル、3. 量子科学技術研究開発機構、4. 日本原子力研究開発機構、5. 福島大学)

キーワード：水晶体被ばく、原子力発電所、線量評価、放射線業務従事者

原子力発電所の定期検査時に作業場の空間線量及び放射線従事者の胸部及び頭部で個人線量測定を実施した。対象施設は、2事業所、対象作業は、原子炉容器開放作業、蒸気発生器マンホール開放作業、弁分解点検作業等とした。空間線量測定において70µm線量当量率が1cm線量当量率より高くなる場合があったが、従事者に装着した個人線量計の70µm、3mm線量及び1cm線量当量の読み値には明確な差はなかった。また、多くの調査対象者の頭部3 mm線量当量は、胸部1 cm線量当量に対して1.5倍以下であった。