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[2H17] エネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタの開発
(4)試作機の製作と特性試験
キーワード:甲状腺、放射性ヨウ素、内部被ばく、CdZnTe検出器、LaBr3(Ce)検出器
日本原子力研究開発機構では、原子力施設での事故等の高バックグラウンド線量率下において、公衆及び作業者の甲状腺の内部被ばく線量を測定するために、γ線スペクトロメータを用いたエネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタを開発している。CdZnTe検出器を用いた作業者用及びLaBr3(Ce)検出器を用いた公衆用の2種類について、周辺遮へい体と検出器からなる試作機を製作し、γ線標準校正場等を利用してその特性を試験した。本発表では、試作機の概要、高線量率下における放射性ヨウ素の定量性能、バックグラウンド放射線の補正方法等について報告する。