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[2I02] 原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価
(26) CAMSデータによる1-3号機FP挙動解析結果の妥当性検証
キーワード:原子力発電プラント、シビアアクシデント、ソースターム、核分裂生成物、環境汚染
これまで1、2号機について、SAMPSONで解析したD/W内、S/C内のセシウム量に基づいてCAMS位置での線量率を計算し、測定された線量率と比較して発表してきた。本発表では3号機について解析し,1-3号機におけるFP挙動の差異を評価した。3号機ではS/C、D/W共にA、B系統間で線量率に、1、2号機のような極端に非均質な効果は観測されていない。液滴による付着Csの除去による線量率低下は見られるが、これを考慮するとSAMPSONの計算結果は現象を適切に説明し得る。マスバランス評価により、1号機がペデスタル下部への移行が主であるのに対して、2、3号機はS/Cへの移行が主である。