2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2I01-05] 福島原発事故

2019年3月21日(木) 09:30 〜 10:45 I会場 (共通教育棟2号館 3F 30番)

座長:西田 浩二(INSS)

09:45 〜 10:00

[2I02] 原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価

(26) CAMSデータによる1-3号機FP挙動解析結果の妥当性検証

*内田 俊介1、唐澤 英年1、木野 千晶1、マルコ ペルグリニ1、内藤 正則1 (1. エネ総研)

キーワード:原子力発電プラント、シビアアクシデント、ソースターム、核分裂生成物、環境汚染

これまで1、2号機について、SAMPSONで解析したD/W内、S/C内のセシウム量に基づいてCAMS位置での線量率を計算し、測定された線量率と比較して発表してきた。本発表では3号機について解析し,1-3号機におけるFP挙動の差異を評価した。3号機ではS/C、D/W共にA、B系統間で線量率に、1、2号機のような極端に非均質な効果は観測されていない。液滴による付着Csの除去による線量率低下は見られるが、これを考慮するとSAMPSONの計算結果は現象を適切に説明し得る。マスバランス評価により、1号機がペデスタル下部への移行が主であるのに対して、2、3号機はS/Cへの移行が主である。