2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2I15-17] 事故時熱流動

2019年3月21日(木) 16:00 〜 16:45 I会場 (共通教育棟2号館 3F 30番)

座長:柴本 泰照(JAEA)

16:00 〜 16:15

[2I15] RPV保全最適化のための3D-CFD&FEMによるPTS時の構造健全性評価

*阮 小勇1、中筋 俊樹1、森下 和功1 (1. 京都大学)

キーワード:原子炉圧力容器、加圧熱衝撃、保全最適化、構造健全性評価、三次元数値流体解析、有限要素法解析

冷却材喪失事故(LOCA)時の炉心冷却により原子炉圧力容器(RPV)は加圧熱衝撃(PTS)荷重を受ける。特に、圧力容器は中性子照射により脆化するため、圧力容器は脆性破壊する可能性がある。
本研究では、4ループRPVを対象に、非常用炉心冷却設備(ECCS)の5つの異なる対称または非対称冷却水注入ケースを検討した。それぞれのケースについて、三次元数値流体解析(3D-CFD)および有限要素法(FEM)に基づく構造健全性評価を行い、PTS時のRPV全体の健全性を検討した。これら5つのケースの応力拡大係数(SIF)を比較することにより、RPVの保全および検査・補修方法の最適化について議論した。