2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2J01-05] 未臨界実験および解析

2019年3月21日(木) 09:30 〜 10:55 J会場 (共通教育棟2号館 3F 32番)

座長:遠藤 知弘(名大)

10:00 〜 10:15

[2J03] KUCAにおける核破砕中性子源駆動下の未臨界炉体系に対する炉雑音解析

(1)遅発中性子寄与を考慮したRossi-α及びFeynman-α解析

*中嶋 國弘1、高橋 和暉1、左近 敦士2、芳原 新也2、橋本 憲吾2、山中 正朗3、佐野 忠史3、卞 哲浩3 (1. 近畿大学大学院総合理工学研究科、2. 近畿大学原子力研究所、3. 京都大学複合原子力科学研究所)

キーワード:炉雑音解析、ファイマンーα、ロッシーα、即発中性子減弱定数、核破砕中性子源、加速器駆動システム

京都大学臨界集合体(KUCA)に構築された加速器駆動未臨界体系において核破砕中性子源駆動下のFeynman-α法及びRossi-α法による炉雑音解析を実施した。従来のパルス中性子源による非相関成分を考慮したフィッティング式に遅発中性子による非相関項を追加して解析を行った。結果、遅発中性子による非相関成分が観測され、遅発中性子寄与を考慮することで核破砕中性子源駆動下においても即発中性子減弱定数を推定できることを確認した。