2019年春の年会

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[2J_PL] 核変換炉研究の動向

2019年3月21日(木) 13:00 〜 14:30 J会場 (共通教育棟2号館 3F 32番)

座長:高木 直行(東京都市大)

[2J_PL03] 軽水炉

*日野 哲士1 (1. 日立)

原子力発電はエネルギー資源に乏しい我が国にとって重要なエネルギー源であるが、それにより生じる高レベル放射性廃棄物の処分が最大の課題のひとつである。高レベル放射性廃棄物は地層処分する計画であるが、我が国においてその処分場の場所は決定されていない。高レベル放射性廃棄物には半減期が長い多数の放射性核種が含まれるが、これらを非放射性の核種やより寿命の短い核種に変換できれば、地層処分が必要とする超長期の隔離期間を短縮できる。核変換炉の例として、高速増殖炉や加速器駆動炉がある。また、成熟した軽水炉の技術を核変換炉として活用する研究も進められている。本企画セッションでは、近年の核変換炉研究例について講演いただき、炉物理的課題などについて議論する。