15:00 〜 15:15
[2L08] ケーブル絶縁材の健全性診断技術開発(2)
キーワード:非破壊検査、ケーブル、絶縁材、AE、打音検査
原子力発電所で使用されるケーブルの多くは電気絶縁性の高い高分子が利用されているが、高分子は熱や放射線により次第に絶縁性能が低下する。
ケーブル絶縁材の健全性診断を目的として、電子線照射されたケーブル試験体にAE(Acoustic Emission)センサを用いた打音検査(以下、「AE打音検査」という。)の適用性を実験と理論から検討している。
ケーブル試験体(架橋ポリエチレン絶縁、ビニルシース、長さ300mm)に最大2000kGyまで電子線照射し、AE打音検査することでケーブル試験体の周波数スペクトルを得た。得られたスペクトルの内、最も周波数の低い周波数ピークは吸収線量の増加に伴い、上昇する傾向が得られた。
また、ケーブル形状、物性値と曲げ振動理論式から得られる1次モードの固有振動は、実験結果と一致し、AE打音検査によるケーブル絶縁材の健全性診断法の理論的根拠を得た。
ケーブル絶縁材の健全性診断を目的として、電子線照射されたケーブル試験体にAE(Acoustic Emission)センサを用いた打音検査(以下、「AE打音検査」という。)の適用性を実験と理論から検討している。
ケーブル試験体(架橋ポリエチレン絶縁、ビニルシース、長さ300mm)に最大2000kGyまで電子線照射し、AE打音検査することでケーブル試験体の周波数スペクトルを得た。得られたスペクトルの内、最も周波数の低い周波数ピークは吸収線量の増加に伴い、上昇する傾向が得られた。
また、ケーブル形状、物性値と曲げ振動理論式から得られる1次モードの固有振動は、実験結果と一致し、AE打音検査によるケーブル絶縁材の健全性診断法の理論的根拠を得た。