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[2L13] レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)による材料硬度評価手法への応用検討
キーワード:LIBS、燃料デブリ、硬度計測、シビアアクシデント(SA)、福島第一原子力発電所事故、沸騰水型原子炉(BWR)、炉心物質移行挙動(CMR)
福島第一原子力発電所を含む沸騰水型原子炉(BWR)では、炭化ホウ素(B4C)を制御材として使用している。B4Cと金属により形成される金属ホウ化物は非常に硬いため、デブリを取り出すためにはホウ素の分布が重要となる。本研究では、金属元素(Zr、Fe、Cr)、ホウ素および酸素を同時に検出できるレーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)に着目し、燃料デブリの元素分析を行い、組成比から硬度情報を得ることを目的としている。模擬試料表面の元素比とビッカース硬さには、10 GPa以上で、正の相関が得られ、LIBSの硬さ計測への応用が示唆された。