2019年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2L12-14] 評価手法の開発

2019年3月21日(木) 16:10 〜 17:00 L会場 (共通教育棟2号館 3F 36番)

座長:村上 健太(長岡技科大)

16:25 〜 16:40

[2L13] レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)による材料硬度評価手法への応用検討

*岡崎 航大1、川上 智彦1、阿部 雄太2、大高 雅彦2 (1. 化研、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:LIBS、燃料デブリ、硬度計測、シビアアクシデント(SA)、福島第一原子力発電所事故、沸騰水型原子炉(BWR)、炉心物質移行挙動(CMR)

福島第一原子力発電所を含む沸騰水型原子炉(BWR)では、炭化ホウ素(B4C)を制御材として使用している。B4Cと金属により形成される金属ホウ化物は非常に硬いため、デブリを取り出すためにはホウ素の分布が重要となる。本研究では、金属元素(Zr、Fe、Cr)、ホウ素および酸素を同時に検出できるレーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)に着目し、燃料デブリの元素分析を行い、組成比から硬度情報を得ることを目的としている。模擬試料表面の元素比とビッカース硬さには、10 GPa以上で、正の相関が得られ、LIBSの硬さ計測への応用が示唆された。