2019年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2L12-14] 評価手法の開発

2019年3月21日(木) 16:10 〜 17:00 L会場 (共通教育棟2号館 3F 36番)

座長:村上 健太(長岡技科大)

16:40 〜 16:55

[2L14] 微小試験片による破壊靭性評価手法の検討

*川原田 義幸1、宮代 聡2、橘内 裕寿1、越石 正人1、田中 重彰2、小畠 亨司3、豊田 哲也3 (1. 日本核燃料開発(株)、2. 東芝エネルギーシステムズ(株)、3. 日立GEニュークリア・エナジー(株))

キーワード:破壊靱性評価、微小試験片、ABI試験、マスターカーブ法、参照温度

微小量の照射材を用いて破壊靭性を含む機械的特性を評価可能な方法を模索し、複数の手法について並行して検討を進めている。

微小なボール圧子を用いた全自動ボール押し込み(ABI:Automated Ball Indentation)試験は、破壊靭性と引張特性を同時に評価可能、試験片の損傷は微小圧痕のみ、微小平板で試験可能であり複雑な加工を必要としない、等の利点を持つ。

先回までにABI試験による破壊靭性評価結果と、従来のCT試験の結果と良い相関を示すことを報告した。
 本項では、その後実施したFEM解析によるABI試験の評価メカニズムの検証結果ならびに参照温度評価への適用性の検討結果について報告する。