2019年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2M01-06] 高次構造制御セラミック

2019年3月21日(木) 09:45 〜 11:20 M会場 (共通教育棟2号館 3F 37番)

座長:檜木 達也(京大)

11:00 〜 11:15

[2M06] 高速炉の安全性向上のための高次構造制御セラミック制御材の開発

(6)高速炉用B4C制御材の照射後組織評価

*静川 裕太1、前田 宏治1、井上 利彦1、関尾 佳弘1、吉田 克己2 (1. 原子力機構、2. 東工大)

キーワード:B4C制御材、透過電子顕微鏡観察、高速実験炉「常陽」

高次構造セラミック制御材(新規制御材)の開発に資するため、「常陽」で照射したB4C従来材について、核変換Heの蓄積挙動に着目した透過電子顕微鏡観察を実施した。その結果、Heバブルの粒内での均一形成及び粒界での蓄積が確認され、照射に伴うバブルの成長・凝集が制御材の膨張及びクラック発生をもたらす要因となっていることが示された。