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[2O05] 高密度Li2ZrO3試料の表面近傍領域におけるCO2吸収特性
キーワード:ブランケット候補材料、Li2ZrO3、CO2吸収特性、NRBS、XRD
固体ブランケット候補材料として有力視されているLi2ZrO3は、室温で大気中のCO2を吸収し材料表面にLi2CO3を形成する。このことにより、材料強度、熱耐性、トリチウム放出特性が低下する恐れがあるため、Li2ZrO3のCO2吸収特性を調べることは重要である。本研究では試料の密度に着目し、低、中、高密度のLi2ZrO3試料のCO2吸収特性について調べた。種々の雰囲気(大気、乾燥CO2ガス、湿潤空気)に試料を曝露し、分析には非ラザフォード後方散乱分光法(NRBS)及びX線回折法(XRD)を用いて、表面近傍のCO2吸収量や結晶構造について評価した。