2019年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[2O09-12] トリチウムプロセス

2019年3月21日(木) 14:45 〜 15:50 O会場 (共通教育棟2号館 4F 46番)

座長:波多野 雄治(富山大)

15:30 〜 15:45

[2O12] Zrを用いた高温ガス炉用T製造Liロッドの検討

H/Zr比とZr水素吸蔵性能の関係

*岡本 亮1、松浦 秀明1、古賀 友稀 1、菅沼 拓朗1、片山 一成2、大塚 哲平3、後藤 実4、中川 繁昭4、石塚 悦男4、飛田 健次5 (1. 九大院工学府、2. 九大院総理工、3. 近大理工、4. JAEA、5. QST)

キーワード:高温ガス炉、トリチウム生産、ジルコニウム、水素吸蔵

DT核融合研究において炉工学実証試験や原型炉の初期装荷用T(トリチウム)の調達方法の確立が必要であり、高温ガス炉にLiを装荷しTを生産する方法が提案されている。高温ガス炉の高温条件下においてもLi装荷体(Liロッド)からのT流出を抑制する目的でZrを装荷する方法を検討している。高温ガス炉での使用条件下ではZr中のT含有量は運転時間と共に徐々に上昇する。T吸蔵時における水素圧力の低下速度や平衡圧力を調べることは、より正確にLiロッドのT閉じ込め性能を評価しLiロッド構造を検討するうえで重要である。そこで、Zrへの水素吸蔵を繰り返し行い、高温ガス炉でのT製造で想定されるH/Zr比におけるZrの水素吸蔵性能を評価し、LiロッドからのT流出量計算に適用する。