2019年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-4 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[2O18-20] 核融合機器工学(ブランケット、プラズマ対向機器等)

2019年3月21日(木) 17:10 〜 18:00 O会場 (共通教育棟2号館 4F 46番)

座長:大塚 哲平(近大)

17:25 〜 17:40

[2O19] MHD流動場評価に基づく補強材付三面複層コーティング流路の構造最適化

*村岡 健太1、伊藤 悟1、橋爪 秀利1 (1. 東北大学)

キーワード:Li/V自己冷却ブランケット、MHD圧力損失、三面複層コーティング流路

液体リチウム自己冷却ブランケットで課題とされているMHD圧力損失を解決するための流路構造として補強材付三面複層コーティング流路を提案している。これまでにMHD流動場解析および構造解析を用いて補強材配置の最適化を行い、さらに補強材付三面複層コーティング流路の製作方法を検討した。本研究では、数値解析で評価した補強材配置とMHD流動場の変化の関係を実験的に確認する。実験では、補強材付三面複層コーティング流路を模擬した環状流路をホットプレスによる拡散接合で製作し、超伝導マグネットのボア内に設置して、最大5 Tの磁場下で液体金属を流動させる。流動場の評価として圧力損失の測定と電位プローブによる流速分布の測定を行い、MHD流動場解析と比較する。また、実験結果から補強材の接合部に存在する接触抵抗率を評価し、MHD流動場解析に反映することで最適な補強材配置を検討する。