[2O_PL03] 核融合炉研究開発における位置づけ
核融合炉の研究開発は、核燃焼プラズマ工学、中性子工学、トリチウム工学、核融合材料工学等、核反応を伴う炉工学技術の実証段階に近づきつつある。DT反応で発生する14 MeV中性子に対する炉壁・炉内機器の照射特性の解明は重要な課題である。現在、量子科学技術研究開発機構において、先進核融合中性子源(A-FNS)の概念設計が進められており、核融合炉工学分野の研究開発に対する貢献が期待されている。装置で発生する中性子は、医療などの他産業、学術研究に応用することも期待される。セッションでは、装置の全体像や設計の現状をご講演頂くと伴に、利用者側からの材料・炉設計分野の研究開発の現状とそれに即した中性子源のニーズや利用法等に対する要望を交えて、A-FNS計画の現状と将来に対して議論を行う。