10:00 AM - 10:15 AM
[3B02] Development of cyano-group bridge-type coordination polymer with a high sorption characteristic of Platinum-group elements for high quality and volume reduction of vitrified objects containing high-level radioactive nuclear wastes
(2) Synthesis and Adsorption Studies of Aluminum Ferrocyanide
Keywords:Ferrocyanide, Platinum group metals, Molybdenum, Vitrified object
高レベル放射性廃液(HLLW)のガラス固化工程における白金族元素のメルターへの沈積やMoによるイエローフェーズ形成を抑制することにより、HLLWの濃度調整や洗浄運転が不要となり、ガラス固化体の発生本数の低減やガラス固化体の高品質化が期待できる。我々はHLLWからの白金族元素・Moの一括回収を目的としてフェロシアン化物吸着剤の開発を行ってきた。白金族元素及びMoに対する収着性能に優れるフェロシアン化アルミニウムを用いた、模擬HLLWに対する収着試験時の温度を50℃にすることにより、RuとRhの収着率が、室温での収着試験結果と比較して上昇した(Ru: 48→84%, Rh: 35→80%)。また、フェロシアン化アルミニウムの合成条件(温度、時間等)の再検討を行った。合成したフェロシアン化アルミニウムを用いた模擬HLLW及び単一金属イオンに対する収着試験結果についても報告する。