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[3E14] J-PARCにおけるTa-181の中性子透過測定とシミュレーション計算
キーワード:中性子共鳴温度計、Ta-181、中性子全断面積、パルス関数
中性子共鳴吸収分光法を利用した温度イメージングの技術開発のため、大強度陽子加速器施設(J-PARC)物質・生命科学実験施設(MLF)のBL10において、恒温炉内に配置したTa箔試料に対して中性子透過測定を行った。測定には中性子2次元検出器であるガス電子増幅(GEM)検出器を使用した。中性子透過TOFスペクトルの実験値とPHITSコードによるシミュレーション計算値を1-100 eVのエネルギー範囲で比較した結果や、利用した核データ(JENDL-4.0、ENDF/B-VIII.0)から生じた計算値の違いを報告する。シミュレーション計算の中性子線源の時間分布は、BL10のパルス関数をダブルバンチ運転の場合で定義した。