[3I07-11] 高速炉熱流動

[3I08] ナトリウム冷却高速炉の自然循環崩壊熱除去時における炉容器内熱流動解析評価手法整備

(1) ポーラスボディモデルを用いたサブチャンネルCFD解析の適用性確認

*浜瀬 枝里菜¹、今井 康友²、菊地 紀宏¹、堂田 哲広¹、田中 正暁¹ (1. 原子力機構、2. (株)エヌデーデー)

キーワード：高速炉、自然循環崩壊熱除去、ポーラスボディモデル、サブチャンネルCFD解析手法

ナトリウム冷却高速炉における直接炉内補助冷却システムの炉心冷却機能を評価するため、自然循環時の炉内熱流動解析評価手法を整備している。本研究では、CFDコードを用いて炉内の多次元熱流動を評価しつつ、燃料集合体内及び燃料集合体間ギャップ部と炉上部プレナム部との相互作用についても全炉心規模で評価できる解析評価手法の開発を目的としている。本報では、その第一段階として、燃料集合体内についてCFDコードでサブチャンネル解析の考え方を適用するため、ポーラスボディモデルを用いる際に唯一考慮できる等方的な流路体積割合（ポロシティ）の設定に対し、熱拡散項に径方向の流路面積割合（パーミアビリティ）を考慮可能な解析手法を開発し、サブチャンネル解析結果と併せ、模擬燃料集合体ナトリウム試験結果との比較により適用性を確認した。