2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3I07-11] 高速炉熱流動

2019年3月22日(金) 14:45 〜 16:10 I会場 (共通教育棟2号館 3F 30番)

座長:鈴木 徹(東京都市大)

15:30 〜 15:45

[3I10] 液体金属の管内流熱伝達率についての考察

*望月 弘保1 (1. 東京工業大学)

キーワード:液体金属、熱伝達率、円管内流、CFD解析、バルク温度

液体金属の熱伝達率実験結果では、Nu数計測値が際立って低い結果がある。そこで、過去の主要な実験における装置と計測方法、実験データの処理法を検討して、Nu数データをグループ分けした。この結果、データに不確定要因が含まれているのもがあった。また、バルク温度を定義に基づいて算出したグループと、出入口温度で線形補間したグループの間には、大きな差があることが判明した。また、CFD解析を行うことによって、線形補間でバルク温度を算出した場合には、Pe数が100以下で影響が顕著であり、Pe数が1000以上なら熱伝達率に影響が生じないことが明確になった。