2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3J01-04] 解析モデル検討

2019年3月22日(金) 09:45 〜 10:50 J会場 (共通教育棟2号館 3F 32番)

座長:竹田 敏(阪大)

09:45 〜 10:00

[3J01] MVPを用いたHTTR燃焼計算時の炉心内中性子スペクトルに対する検討

*松中 一朗1、藤本 望1、石井 俊晃2、石塚 悦男2、長住 達2 (1. 九大院工学府、2. JAEA)

キーワード:高温ガス炉、高温工学試験研究炉、中性子スペクトル、核種生成・消滅挙動

原子炉燃料の燃焼計算は一般にORIGENを用いて行われる。高温ガス炉は軽水炉と異なり、ORIGEN用のライブラリが存在せず、専用のライブラリを新たに整備する必要がある。九州大学では原子力研究開発機構が所有するHTTRのライブラリ整備に取り組んでいる。先行研究では全炉心体系をピンセル体系に簡略化することでライブラリ作成を試みたが、ピンセル体系と全炉心体系の燃焼計算を比較すると両者の結果は一致しないことが分かった。従ってHTTRの燃焼挙動評価には全炉心体系の計算結果が重要である。従来の検討ではHTTR全炉心体系の燃焼計算を行うにあたり、温度分布が燃料の燃焼挙動へもたらす影響は検討されていなかった。本検討では、HTTR全炉心体系に詳細な温度分布を設定し、モンテカルロ法による中性子輸送計算を行った。これにより原子炉内の温度分布よりも、炉心内の燃料濃縮度の方が中性子スペクトルへもたらす影響は大きいことが分かった。