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[3J06] 核データ積分テスト計算への実効部分空間法の適用②
キーワード:核データ,積分テスト,有効部分空間,特異値分解
理論上、核データの数だけ独立な積分データを得られれば、核データは検証可能であるが、一般的に核データに対して積分データの数は少ない。しかし、核データによっては積分データから検証可能なものが存在する可能性がある。従って、積分データの独立性、また複数の積分データで核データをどの程度検証可能か定量化できることが望ましい。本研究ではU235から構成される仮想の原子炉を考え、中性子実効増倍率の核データに対する感度係数を積分データとした。積分データの独立性は、積分データ群から構成される有効部分空間に積分データ自身を直交射影したノルム成分により定量化した。核データの検証可能性についても、個々の核データを有効部分空間に直交射影したノルム成分により定量化した。