2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム/303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学

[3K01-04] 無線システムと水中ロボット

2019年3月22日(金) 09:45 〜 10:50 K会場 (共通教育棟2号館 3F 33番)

座長:五福 明夫(岡山大)

10:00 〜 10:15

[3K02] 原子力発電所内の無線適用に向けた電波分布制御手法の開発

(VII)情報端末持ち出しによる情報漏洩も防護可能な点検支援システムの提案

*代田 孝広1、黒田 英彦1、小田 直敬1、長谷川 健1、池田 芳朗1、荒川 健1、大場 功1 (1. 東芝エネルギーシステムズ株式会社)

キーワード:無線伝送、情報端末、点検支援システム

近年、火力発電所などのプラントでは、情報端末を用いた点検システムが徐々に普及しており、点検員の負担低減や点検作業の効率化による時間短縮などの観点から原子力発電所でも電子要領書が利用可能な情報端末を用いた点検は有効であると考える。情報端末に蓄積したデータを情報サーバーに無線伝送する場合、情報漏洩が懸念されるが、弊社が今までに発表した通信セキュリティ技術や電波分布制御手法で対処可能である。しかし、データを蓄積した情報端末を無許可で管理区域外に持ち出された場合は情報漏洩が発生する可能性がある。そこで本研究では、情報端末内の電子要領書データなどを情報サーバーに無線伝送するとともに、情報端末の持ち出しによる情報漏洩も防護する点検支援システムについて提案し、その有効性に関する試験結果を報告する。