2019年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[3L01-04] 高速炉

2019年3月22日(金) 09:30 〜 10:35 L会場 (共通教育棟2号館 3F 36番)

座長:松場 賢一(JAEA)

09:45 〜 10:00

[3L02] 冷却材中の落下溶融液滴の固化挙動

*川崎 皓太1、斎藤 慎平1、金子 暁子1、阿部 豊1、小山 和也2 (1. 筑波大学、2. 三菱FBRシステムズ)

キーワード:ナトリウム冷却高速炉、炉心損傷事象、固化、溶融液滴、U-アロイ16

高速増殖炉の炉心損傷事象において、冷却プール中に流出した高温の溶融燃料が構造材と直接衝突することを防ぐため、溶融ジェットが分断され微粒化することですべて消失するまでの侵入距離の予測が重要となる。これを評価するために、溶融ジェットの微粒化について調べることが必要不可欠である。しかし、溶融ジェットが微粒化する詳細なメカニズムは不明瞭な点が数多く残っている。
そこで本研究では、より単純な試料である単一溶融液滴を用いて、プール水へ滴下された単一溶融液滴がどのように冷却・固化されるかの解明を目的とする。試料として複数の溶融材料を用いて、滴下高さや初期温度などをパラメータとして、プール水に滴下される単一溶融液滴の固化・流動挙動をハイスピードカメラで撮影し、その挙動を調べる。さらに、得られた動画や初期条件から物理量を整理し、固化・流動挙動との関連を調べる。