2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1D01-06] 核種移行

2020年3月16日(月) 10:30 〜 12:10 D会場 (共通講義棟 L棟1F L-1)

座長:石寺 孝充(JAEA)

11:15 〜 11:30

[1D04] 核種移行解析の計算負荷低減に対する機械学習の適用

(2)主要経路抽出による破過曲線の変化と開口幅が破過曲線に与える影響

*角木 啓太1、斉藤 拓巳2 (1. 東大院工学系研究科原子力国際専攻、2. 東大院工学研究科原子力専攻)

キーワード:離散的亀裂ネットワーク、破過曲線、透水性、粒子追跡解析、地層処分

処分場閉鎖後の安全評価では,離散的亀裂ネットワーク(DFN)を用いた核種の移行解析が行われる。しかし、その計算負荷は非常に大きく、負荷の低減方法が求められている。その一つにDFN内でのトレーサーの移流の偏在性に注目し、主要経路のみに対し核種の移行を行うアプローチが存在する。このアプローチでは大局的な計算負荷低減が実現できる一方、最終的に得られる破過曲線(BTC)の特性が変化することが指摘されている。このBTCに関し、上述したアプローチではどの程度変化が生じるのか系統的な評価はなされておらず、また、DFN解析におけるパラメーターの影響も分かっていない。本研究では、主要経路抽出によるBTCの形状変化を評価するとともに、DFN解析の代表的パラメーターである亀裂開口幅がBTC形状に与える影響を評価した結果を報告する。