2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1D11-13] 収着

2020年3月16日(月) 15:50 〜 16:40 D会場 (共通講義棟 L棟1F L-1)

座長:桜木 智史(原環セ)

15:50 〜 16:05

[1D11] Sn,Nbのモンモリロナイトへの収着に及ぼすpH上昇の影響の評価

*石寺 孝充1、澁谷 早苗2 (1. JAEA、2. NUMO)

キーワード:地層処分、ベントナイト、収着

高レベル放射性廃棄物の地層処分においては、セメント材料の溶出等の影響により、圧縮ベントナイト間隙水のpHが上昇する可能性がある。地層処分の安全評価の対象となる核種のうち、Sn及びNbについては、pHが高い条件で溶存化学種が陰イオンとなることから、pHの上昇に伴ってベントナイトへの収着分配係数が低下する可能性がある。本研究では、pH8以上の条件で、モンモリロナイトに対するSn及びNbの分配係数のpH依存性をバッチ収着試験により取得した。その結果、pH上昇に伴うこれらの核種の分配係数の変化は、モンモリロナイト表面への錯体形成を考慮したモデルによりうまく説明できることがわかった。