2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[1E06-09] 分析技術1

2020年3月16日(月) 14:45 〜 15:50 E会場 (共通講義棟 M棟1F M-1)

座長:鷹尾 康一朗(東工大)

15:00 〜 15:15

[1E07] 全α放射能濃度分析のための脱塩処理方法の確立

(2)固相抽出剤を用いた脱塩処理試験の結果

*中野 政尚1、小池 優子1、山田 椋平1、永岡 美佳1、細川 知敬2、藤原 英城2、鴨志田 修一2、安齋 喜代志2 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 日本原燃株式会社)

キーワード:水酸化ナトリウム、全α放射能、脱塩処理、固相抽出剤

日本原燃㈱が検討を行った、全α放射能濃度分析のための脱塩処理方法について、日本原子力研究開発機構にて検証試験を実施した。硝酸ナトリウムを含む分析サンプルから固相抽出剤及び硝酸を用いて、脱塩効率及びα核種の回収率について確認した。塩酸を使用せずに効率的に脱塩でき、かつα核種の回収率も安定していることから、耐塩酸腐食性能のない環境において十分に実用性のある方法であることが本試験により確認された。本発表では、試験内容及び試験結果について報告を行う。