2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮

[1E13-13] 同位体分離

2020年3月16日(月) 16:40 〜 17:00 E会場 (共通講義棟 M棟1F M-1)

座長:長谷川 秀一(東大)

16:40 〜 16:55

[1E13] 光誘導ドリフトによるセシウムの高効率同位体分離の安定同位体実験

*松岡 雷士1、草野 雄也2、西谷 徳高2、吉村 善治2、中野 圭視2、後藤 仁志2、溝口 亮2、松下 智悟2、結城 謙太2、小林 孝徳2 (1. 広島工大、2. 広島大)

キーワード:核変換、地層処分、レーザー、Cs-135

Cs-133とCs-135を実用的な効率で同位体分離できれば、核変換の効率化によって地層処分への負担を軽減できる。しかしながらセシウムはレーザーを用いたとしても高効率同位体分離が原理的に困難とされている。本研究ではレーザーによって熱分布全体に並進速度を付与する光誘導ドリフトという技術に着目し、同位体分離の前段階としてCs-133のみを用いた分離模擬実験を行った。レーザー波長による光誘導ドリフト方向の目視レベルでの完全な制御に成功し、Cs-133とCs-135の高効率完全同位体分離の実現を示唆する結果を得た。