[1F06-08] Medical and Biological Application 2

[1F06] Activation of antioxidative functions by low-dose X-irradiation inhibits forced swim test induced immobility of mice

*Hina Shuto¹, Takahiro Kataoka¹, Jyunki Yano¹, Shota Naoe¹, Tsuyoshi Ishida¹, Tetsuya Nakada¹, Keiko Yamato², Katsumi Hanamoto¹, Takaharu Nomura³, Kiyonori Yamaoka¹ (1. Okayama Univ., 2. National Cerebral and Cardiovascular Center, 3. CRIEPI)

Keywords:X-irradiation, antioxidative function, immobility

Ｘ線の事前または事後照射による脳中抗酸化機能の変化と強制水泳に伴う無動時間の抑制効果について検討した。すなわち，BALB/cマウス（8週齢，♂）にsham（対照），0.1，0.5，1.0，2.0 GyのＸ線を各々照射した。照射4時間後から，強制水泳試験（10分，1回/日，計5回）をした。同様に，5日間の強制水泳試験3日後にＸ線を各々照射し，その4時間後に再度強制水泳試験をした。その結果，無動時間は事前照射では0.1Gy，事後照射では0.5Gyで有意に短くなることがわかった。他方，脳中酸化ストレスは0.5Gyの事後照射で有意に減少したが，事前照射では有意な変化がなかった。これより，事後のX線照射による強制水泳誘導無動時間の抑制には，低線量照射による抗酸化機能の亢進が関与していることが示唆できた。