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[1F09] DGTによるCs-137の置換活性成分サンプリング
(3)DGTデバイスの福島森林土壌への適用結果
キーワード:放射性セシウム、森林土壌、DGT
2011年3月の福島第一原子力発電所事故により放出されたCs-137によって汚染された環境の内,大部分の居住地域の除染は完了しているものの,山地森林環境は手つかずの状態である.動植物による吸収,土壌中の移行等による汚染の変化を理解する上で,土壌固相に吸着したCs-137の内,置換活性な成分を評価することが重要となる.本研究では、DGT(Diffusive gradients in thin films)と呼ばれる,環境中の微量金属イオンの置換活性な成分をサンプリングする装置を用いて,土壌中に取り込まれたCs-137の置換活性成分の評価を行うことを目的とする.本発表では,Cs用DGTデバイスを福島第一原子力発電所近傍の森林土壌へ適用し,Cs-137の置換活性成分の深度分布を測定した結果について報告する.