3:50 PM - 4:05 PM
[1F10] Assessment of horizontal variation of radiocesium activity distribution in mountain forest
Keywords:radiocesium, horizontal distribution, soil, forest
福島県の面積の約7割を占める山林では除染作業が行われておらず、原発事故後9年が経過した現在も未だに線量が高い状態にある。発表者らは前回の大会において、複数のガンマ線センサーを1次元配置した放射性セシウム簡易深度分布計を福島県の山林土壌に適用した結果について報告した。その際に山林土壌測定に特有の問題点、特に水平方向への局所的な放射性セシウム濃度変動について指摘した。そこで今回は山林土壌中放射性セシウムの水平不均一分布を定量する目的で、地表面上にガンマ線センサーを2次元配置し、最大エントロピ ー法により濃度水平分布に逆変換した結果について報告する。