[1G06-10] 福島原発事故

[1G09] SAMPSON/JUPITER連成解析による1F事故解析

(2)JUPITERによる化学反応を考慮した燃料棒溶融挙動詳細解析の現状

*山下 晋¹、木野 千晶²、吉田 啓之¹ (1. 原子力機構、2. エネ総研)

キーワード：数値流体力学、過酷事故、燃料棒溶融、共晶反応、酸化反応

SA解析コードSAMPSONによるSA時の燃料集合体溶融解析において、近似や仮定により炉内構造物の溶融挙動や分布などに多くの不確かさがある。この問題を解決することを目的として、JAEAが開発している多相多成分３次元熱流動解析コードJUPITERとエネルギー総合工学研究所が開発しているSAMPSONによる連成解析を実施する。JUPITERでは、SAMPSONでは扱うことができない詳細な燃料棒被覆管とペレット間の液相化、水-Zr反応による反応熱と水素生成を解析し、その結果基づきSAMPSONで解析を実行する。本発表では、連成解析の手法並びに解析の現状及び課題について発表する予定である。