3:35 PM - 3:50 PM
[1K08] Studies on safety improvement in nuclear power plant severe accidents: enhancement of molten core coolability and mitigation of molten core concrete interaction
(2)Development of Sacrificial Material and Physical Properties Measurements
Keywords:Molten Corium, MCCI, Physical Properties, Sacrificial Material, Concrete
低粘性化材料の検討と物性計測の結果を報告する。低粘性化材には溶融炉心の粘性低減
効果に加えて,安全性・安定性・施工性などが要求される。これらを考慮し,低粘性化材
として酸化鉄系の骨材を適用したコンクリートを考案した。酸化鉄は融点が低く,化学的
に安定で有毒物や可燃物が発生しない特徴がある。これを主成分とする酸化鉄粉等を骨材
とすることで,コンクリートとして容易に施工できる。
低粘性化材と溶融炉心の混合時の挙動の予測には低粘性化材の物性が必要となるため,
低粘性化材の固化体を対象に,密度・熱伝導度・比熱の物性計測(1,100℃以下)と高温時
の溶融挙動の観察(1,500℃以下)を行った。計測結果は密度3.6g/cm3,熱伝導率1.3~
1.4W/(m・K),比熱0.59~0.96J/(g・K),融点1,290℃であった。各計測値と文献値や計算
値(FactSage®)と比較・評価した。
効果に加えて,安全性・安定性・施工性などが要求される。これらを考慮し,低粘性化材
として酸化鉄系の骨材を適用したコンクリートを考案した。酸化鉄は融点が低く,化学的
に安定で有毒物や可燃物が発生しない特徴がある。これを主成分とする酸化鉄粉等を骨材
とすることで,コンクリートとして容易に施工できる。
低粘性化材と溶融炉心の混合時の挙動の予測には低粘性化材の物性が必要となるため,
低粘性化材の固化体を対象に,密度・熱伝導度・比熱の物性計測(1,100℃以下)と高温時
の溶融挙動の観察(1,500℃以下)を行った。計測結果は密度3.6g/cm3,熱伝導率1.3~
1.4W/(m・K),比熱0.59~0.96J/(g・K),融点1,290℃であった。各計測値と文献値や計算
値(FactSage®)と比較・評価した。