2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[1M06-09] 照射効果1

2020年3月16日(月) 14:45 〜 15:50 M会場 (共通講義棟 S棟3F S-31)

座長:阿部 弘亨(東大)

15:00 〜 15:15

[1M07] カスケード損傷によるα-Fe中の非平衡欠陥生成:分子動力学解析

*陳 昱婷1、阮 小勇1、中筋 俊樹1、森下 和功1、渡辺 淑之2 (1. 京都大学、2. 量子科学技術研究開発機構)

キーワード:照射損傷、統計的、非平衡欠陥生成数、多体相互作用

核分裂反応によって発生した中性子は構造材料中の原子と衝突し、カスケード損傷を引き起こす。この原子間衝突の連鎖によって生成する非平衡欠陥は、材料のミクロ構造、ひいては、材料のマクロ機械的性質に多大な影響を及ぼす。本研究では、分子動力学によってα―Feのカスケード損傷をシミュレートし、カスケード衝突エリアと欠陥生成数の依存性について調べた。同じ入射エネルギーによって引き起こされた多体相互作用、欠陥の再結合プロセスなどの、残留欠陥数分布への影響を検討する。